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浅草ギ研さんから近日発売予定の「BLESerial3」の試作品をいただきました。Swift3のサンプルコードとともに、BLESerial3を使ってみた感想を書きました。
浅草ギ研から発売されている、BLEシリアル通信モジュールです。商品紹介ページ
いくつか自分が気になった特徴をピックアップしてみました。技術基準適合証明を受けているので安心して使うことができます。
BLESerialシリーズの第3弾ということでBLESerial2もありました。現在は生産を停止しています。ここで少し2と3の比較をしてみましょう。
左がBLESeria2、右がBLESerial3となっています。(BLESerial3にコードがついているのですが、これは自分でつけたもです。)
大きさは、2と比べると若干大きくなっています。
一番の違いは、SSID(BLEセントラルから見た場合の名前)を変更できるようになったことです。出荷時には「BLESerial_F」(お使いのもので違うかも)というSSIDが付いています。このSSIDの最後の1文字を変更することが出来ます。(16種類)
何よりも、ピンを4本しか使わなくていいことが個人的に一番気に入っています。
またSSID(BLEセントラルから見た場合の名前)が変更できるようになったことは本当に嬉しい!!これで復数のBLESerial3を同時に利用しやすくなりした。感謝感謝です。しかも基板上のジャンパ設定で物理的に変えることが出来ます。もうやさしさしかない。。。
BLESerial3に接続して、Lチカをやってみようと思います!
GitHubに今回のソースコード(ArduinoとiOS)を公開しています。tomonari-t/BLESerial3
今回作ったサンプルアプリの動作イメージです。
「Connect BLE」をタップすると、BLESerial3を探し始め、見つかり接続するとアプリ画面上部にSSIDが表示されます。
以下の図のように接続してください
注意ポイントとしてはRX、TXのつなぎ方を間違わないようにしてください。以下につなぎ方を示しました。
Arduino側のコードです。Arduino Microを使用しています。
iOS側からは整数「1 or 2」を受け取ります。それに応じて、LEDが1回チカor2回チカするコードになっています。
続いてiOS側のコードです。ViewController.swiftに全てのコードを書いてあります。
データを送るまでに以下3つの手順を踏んでいます。
ペリフェラル: 子機のことです。今回はiOSを親機、BLESerial3を子機として動かしています。ペリフェラルが機能ごとにサービスをもっており、そのなかに復数のキャラスタリスティックがあります。
BLESerial3はサービスは1つ(UUID: FEED0001-C497-4476-A7ED-727DE7648AB1)。キャラスタリスティックはデータ書き込み用(UUID: FEEDAA02-C497-4476-A7ED-727DE7648AB1)、データ受信用(UUID: FEEDAA03-C497-4476-A7ED-727DE7648AB1)の2つが存在しています。
「Bubbly(バブリー)」というストリートパフォーマのための投げ銭ガジェットを作っています。このガジェット(BLESerial3とArduinoが中に入っています)のコントロールやパラメーター(光り方・ファンスピードなど)の調整をiOSアプリから行なっています。
BLESerial3はシンプルで使いやすいモジュールです。ぜひ使ってみてください!
あっというまに2016年もあと少しとなってしまいました。みなさん良いお年を!