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お客さんへのプレゼンや、セミナーで人前で話すという経験あるでしょうか?
ビジネスとしては欠かせない部分でもありますが、あまりそういうものに触れてこない人もいます。そんな人が、急に「人の前で話す!」ということになったら、もう大変です!
私も数年前まで、大勢の人の前で話をしたことがありませんでした。そうです、そんな人というのは実は私の事なのです。
話の仕方から、まとめ方、話のつなぎ方などは何度やっても毎回悩みます。地方の人間なので、はずかしながら方言もいっぱいでている事もあります。
そして、いざ登壇となると何をどうやって進めるのかもわからない状態で、1番困ったのはスライドでした。
いろんなセミナーのスライドを調べても、自分の色を出せるスライドや発表というのは初心者には難易度が高いです。たった5分、10分、20分といっても、初心者にはとてつもなく長く感じるのです。
かといって、PowerPointやKeynoteのテンプレートは使いたくないのがデザイナーの想いというものでしょう。
テンプレートを使っていなくても、学生さんやエンジニアさんのスライドをみていると、デザイナーとしてはすごく気になる部分がいっぱいあります。
でもしかし、どうやったらまるっきり初心者から脱却できるのかなど初心者にはわからないのです。
そして、それが物語の始まりなのです。
「どこから手をつけよう?」とりあえず、登壇の日時は決まっている状態からのスタート。
まずはテーマと大枠を固めるために、”話す大見出しを考える”
私の場合は、初めてがCSS Niteの福井版だったのですが、いきなり100名近くの人、しかも同じデザイナーが多い中で何を話すのかが1番悩みました。話すテーマはセミナーによって、仕事によって自然と決まっている場合もありますが、全くのフリーは初心者にはなかなか大変でした。
テーマが決まった状態で、まず話をしたい大枠の項目をザクザク書き出します。時間があるときに、簡単に手描きやEvernoteなどに書きだしたりした後に、付箋に分類してみたりすると多少大枠がまとまります。付箋で分けると、順番などもあっちこっち移動ができて便利です。
2012年 CSS Nite in FUKUIにて
人前で話す為に初めて20分弱の内容とスライドを考えた時のものです。なかなかとりかかりに時間がかかったのですが、シナリオやスライドの締め切りに合わせ作っていきました。文字を読み上げる感じになってしまいましたが、特徴ある単純な動きをひとつ取り入れたのがコダワリです。
大枠ができたところで、PowerPointやKeynoteの白紙のスライドにページを追加して、大見出しを並べていってみると最低限の枚数が分かります。「これでもうスライド作れる!」と、思うにはまだ早い。
何回か流れを確認しながら、自然に流れができているか、必要な内容なのかを再び考えストーリーを考えていきます。それはもう想像してイメージを膨らませ、自分が主人公の物語をつくるかのように考えがあります。そこでは、多少自分を大きく見せる必要がでてくるので、遠慮せずに考えた方が話のヤマができていいかもしれません。
さて、ここからがスライド作成です。
ここまで目一杯自分のことを主人公に考えてきましたが、ここからは伝えたい相手やセミナーに聞きに来てくれる人のことを考えて作り始めます。自分の考えたストーリーを、いかに短時間で理解してもらるのかという部分に頭を悩ませる時間です。
ここではじめに踏まえる注意点。
相手に伝わるようにするには、この4つくらいを意識してスライドに配置していきます。
肉付けされた内容によってスライドの枚数が増えていきますが、この時、いかに文字数を少なくできるかの勝負です。どうしても沢山スライドに文章を盛り込むと、スライドを見ながら読み上げて説明してしまいがちです。私も最初の登壇では、まさに読み上げていくナレーションのような状態になってしまいました。
それでは、相手の記憶にもなかなか残らないのです。
でも、慣れるまではやってしまうんですよね。そこは他の人の話やスライドを見て聴いて、どうやっているかを観察しておくことが1番の勉強になります。セミナーに参加の際は、そこの勉強も兼ねて聞いています。
だいたいのスライド枚数や内容が固まったら、ここでやっと見やすくデザインを調整していきます。
「さて今回の自分のテーマは何だっただろうか?」
「会社のアピールが必要ならば、会社のイメージを押し出すほうがいいかな?」
「とりあえず見やすくしたいなぁ」
という感じでぼんやり考え始めます。
しかし最初に言ったとおり、既存のテンプレートを使ったスライドにはしたくないのです。
こんな感じで考え始めると、無理なく作れるかもしれません。
2013年 CSS Nite in FUKUIにて
前年にお話したこともあり、多少慣れたのですが沢山詰め込み過ぎた感がします。文字が多いのと、ゆったりとした見せ方が出来ておらず、まだまだ未熟な発表でした。しかしネタだけはしっかり仕込んでみました。
デザインの方向性が決まった!という人の次の段階は、いかに聞いてくれている人の心に入り込んで、理解してもらえるかの部分です。
デザイナーのスライドのデザインとは、ただの装飾やテンプレートの装飾じゃ説得力が無くなってしまうものです。私は、そう考えています。
「さすがデザイナーだなー」と、セミナーやプレゼン中に思ってもらえるデザインや見せ方があると、その時間が、より自分のアピールやブランディングになるのです。イコール、その後の印象が変わったり、覚えていてもらえるという特典がついてきます。
今まで何度か登壇してみての、私の経験からスライドのコツをあげたいと思います。
解っているけども、なかなか実践できないものもあります。
いくつか取り入れてみるだけでも「おお!」と言われるスライドに変化するかもしれません。中でもカラーとフォントを少し調整したり、統一するだけで随分見やすくなるものです。
是非、セミナーやプレゼンでスライドを作る場合は、少しチェックして作ってみてください。
2013年 Fukui Biz Cafe にて
メンターとして参加していた、cafeでまったり話す小規模ビジネス講座のためのスライドです。ただ、フリーランスでのお仕事だったので自分の屋号やイメージを全面に出したものになっています。進むにつれキャラクターがどんどん横移動していきます。
初めてCSS Niteでお話させていただいた2012年から、地元などで毎年1〜2回はお話させてもらう機会があります。それでもなかなか慣れないものです。学生の時からプレゼンが慣れている人は最近多くなりましたが、私の場合はそうではありません。全く経験のない、急なデビューでした。
話の内容も得意不得意があるので自分に合った内容を考えます。
私はだいたい経験談をまじえたお話をしています。
スライドはその都度、テーマや会場の人に合わせて作っていますが、いまだに文字が多めになってしまうのが悩みです。最後に「少なくしよう!」と減らしていく作業を必ずやることにしています。減らしたところで、伝わらないものになってしまうのでは意味がないので、難しいところですよね。
セミナーによっては、はじめにどんな客層が来るのかを教えてくれたりするので、初めての方や学生さんが多い場合には「変に専門用語盛り込むのはやめておこうかな?」などを考えて作ります。
まだまだ永遠の課題である、シナリオのまとめ方とスライド作り。
だいたい、自作のイラストを描いていれたりすると味がでて見てもらえたり、あとは小細工が好きなので、「この言い回しとかこの動きをつけると、お客さんはクスッとしてくれるだろうか?」と想像して一人で笑いながら作っています。ある意味、そこで掴めればOKという基準もあったりなかったり。
これからも素敵なセミナーのお話とスライドをみて、勉強していきたいものです。
楽しく作れるコツなどあれば、コソッと私に教えてください!
2016年 Mashup Summit in FUKUI にて
先日福井で行われた、毎年恒例のMashup Summitのスライドです。今回は「折り返し翻訳」チーム3人で開発裏話をリレー形式でお話をしました。チームでのお話をしたので、3人の似顔絵を中心に作りました。文字は少なめで、ゆったりとした動きでネタもいれてあります。