ヨーロッパ編
- TRAVEL
4週目担当の高橋知成です。
この旅もついに今月いっぱいで終わり。3月の頭には日本に帰ります。そしてこの旅の最後の目的地はヨーロッパとなりました。「南米まで行きたいなぁ」と考えながら香港から旅を始めましたが、実質5ヶ月強の日程だと南米まで行くのは足りず、どうせならということでじっくりヨーロッパを回ってみたので、今回は『ヨーロッパ編』。
ところでヨーロッパの物価って?
アジア、中東地域とは違ってやはりヨーロッパ地域の一番の懸念は物価。
旅で使うお金といえば
- 移動費
- 宿代
- 食費
「いったいどのくらい必要なんだ」とオドオドしてヨーロッパに入りました。一泊300円で泊まることができたタイのドミトリー。一杯10円で飲めた本場スリランカの紅茶。100円出せばお腹いっぱい食べれたインドの食堂。そんな破格の値段では過ごす事は難しいです。
ただ、意外にバカみたいにお金を使っているかというとそれほどでもなく、「あ、思ったより安い」が実際のところです。
ヨーロッパには、トルコからバスを使い陸路で入り最初の国はブルガリア。
真冬の朝5時に夜行バスが終点のソフィアに着き、眠けと寒さとのバトルが凄まじかったのはいい思い出。そこからハンガリー、ベラルーシ、オーストリア、チェコと東欧中欧の国を回りましたが、特にこの地域の物価はヨーロッパとは思えないほど安かったです。宿代が朝食付き1500円前後で、どの都市でも見つけることができました。また、ビールは150円で飲めるし、コーヒーも130円くらいでで飲むことができるし、東京と比べるとかなり安かったです。
チェコ以降はドイツから始まり、西欧地域に入ると少し物価が上がり始めました。ただ相変わらず、宿代は2000円以内のお手軽宿を見つけることができ、なによりキッチン付きの宿が多く助かっています。ヨーロッパを旅する時の必殺技は何と言っても自炊。これに尽きます。
移動手段はバスを多用
都市間移動はバスがお得です。お隣の国に行くのに約2000円程で移動することができました。またほとんどのバスがWi-Fiとコンセントを利用することができました。アジア圏の偽Wi-Fi表記バスとは違って、スピードもまずまず。旅の命はなんといっても、電波。次の目的地の宿探しであったり、マップをダウンロードしたりできたので安心感をもって移動できました。
初めての盗難
自分は主に宿泊施設では2人から多い時で12人程度の『相部屋』に泊まることが多いです。値段を抑えるという目的もありますが、1人で長期間旅をしていると常に「話し足りない」状態になっているので、1人部屋に泊まるとすごいフラストレーションが溜まり精神衛生的に良くないので、「話す」目的で『相部屋』を好んで選んでいます。
ただ、『相部屋』には盗難はつきもの。これまでも盗難事例はたくさん聞いていたので注意しながら旅をしてきました。なのでここまで大きなトラブルもなく来れたのですが、ついにベルリンで。
荷物を部屋に置き観光をして夕方に部屋に帰ると、同室の子がMacを盗まれたとのこと。ベットで寝ながら枕元で充電をしていたら、そのまま盗られたそう。結局犯人も特定できず、Macも戻ってこずしょんぼりした様子の同室の子。自分はいつもデイバックに貴重品類は全部入れて出かけていたので、特に盗られるようなものは思い当たらず、「やっぱ気をつけないとな、どんまい」と思ったいたらH&Mで買ったセーターが盗られていました。普通、「全部盗られたど服だけは残ってたよー」的な話はよく聞いていたので、まさかセーターが盗られるとは。。。
イタリアのカフェは他とは違った
プチトラブルがあったドイツの後は、オーストリアを経由してイタリアへ。ヴェネチアはやはり美しく、ローマ、サンマリノ、フィレンツェ、シエナ、それぞれの都市が個性的で飽きることはありませんでした。パスタ、ピザも絶品。
ただイタリアって特殊だなぁと感じたことが。それがカフェでのこと。もちろん他の国も、街にはカフェがたくさんあって、寒い中でもみんな好んで外の席でコーヒーだったりを飲んでいるヨーロッパ。同じようにイタリアでも街にはカフェがたくさんあるのですが、まずカフェに席が少ない。立ち席がメイン。そしてイタリア人が頼むのは、エスプレッソ。そこに砂糖をガーッと入れて一口二口でさっと飲んで出て行ってしまうんです。回転率が半端ないです。
イタリアにはスターバックスが進出していない理由の1つがこの独特なカフェスタイルなのだそう。
まとめ
歴史的地区の中に今も人々が暮らしていて、教会が各地区に必ず1つはあって日曜日にはミサに出かける。あちこちで路上ライブをしていて、楽器もギター、キーボードだけでなくバイオリンであったり、サックスであったり。イメージどうりの「the ヨーロッパ」を感じたのはもちろんですが、食文化から始まり、街の景観であったり人々の性格であったり。ヨーロッパとして1つに括りがちですが、国ごと都市ごとで独自の文化がしっかりとあり、移動するたびに小さな発見がありワクワクした旅でした。